太陽光発電の補助金
太陽光発電の補助金には、国から支給されるものと、都道府県や市区町村などの地方自治体から支給されるものがあります。地方自治体の場合は、制度があるところとないところがありますし、金額にもだいぶ差があります。
ただ、国からの補助金と地上自治体からの補助金はダブルで受けられるので、新たに導入を考えている人にとっては大変魅力的な制度となっています。
国の補助金
平成24年度(2012年度)の国からの住宅用太陽光発電システム導入支援補助金は次のようになっています。
・システム価格が47万5000円/kW以下の場合は3万5000円/kW
・システム価格が47万5000円/kWから55万円/kWの場合は3万円/kW(上限10kW)
国からの補助金は以下のように毎年変わっていますので、また 2013年度は変わることが予想されます。
補助金額 |
kWあたりのシステム単価 |
|
2009年度 |
70,000円/kW |
70万円以下 |
2010年度 |
70,000円/kW |
65万円以下 |
2011年度 |
48,000円/kW |
60万円以下 |
2012年度 |
30,000円/kW |
55万円以下 |
35,000円/kW |
47.5万円以下 |
システム価格が47万5000円/kW以下で、太陽電池容量(kW)が家庭用の標準的な4kWの場合、2012年度に受け取ることのできる補助金は140,000円となります。
地方自治体からの補助金
国からの補助金は全国一律同じものですが、都道府県や市区町村がそれぞれ補助金を出している場合があります。
仮に国+都道府県で支給されればダブル補助金、国+都道府県+市区町村で支給されれば、トリプル補助金となり大変お得です。
ただし、一般的に都道府県や市区町村の補助金は国よりは下がるのが現状で、補助金の制度自体がない自治体もあれば、先着50名だったり、抽選による補助金制度という自治体もあります。残念ながら国からの補助金以外は一切支給がない地域もあります。
補助金が高額なのは、東京都です。2012年5月現在では、kWあたり10万円が支給されます。ですから、4kWの太陽光発電システムを設置すれば、40万円の補助金が支給されます。
そして、東京都内の自治体で補助金が最も高額なのは千代田区です。kWあたり10万円で、上限は40万円ですので、千代田区で4kWの太陽光発電システムを設置すれば、国+東京都+千代田区で合計96万円(システム価格が47万5000円/kW以下であるとして算出)となります。
都道府県や市区町村の補助金制度については、以下のサイトで確認することが可能です。
Panasonicのサイト
http://sumai.panasonic.jp/solar/subsidy_info.html
SHARPのサイト
http://www.sharp.co.jp/sunvista/inquire/inquiry_for_assistance/search_area.html
まずはお住まいの地域でどのくらい補助金が支給されるか、確かめてみるのはいかがでしょうか?
2012年10月17日