エコなエネルギー
太陽光発電は、経済的なメリットに加えて、エコに貢献できるという点が1つの魅力です。その意味で太陽光発電にはどんなメリットがあるか、取り上げてみたいと思います。
メリット1:クリーンである
太陽光発電の最大のメリットは、エネルギー源がクリーンである点です。
たとえば、火力発電は、石油を燃焼させて電気を起こします。その際に、CO2(二酸化炭素)や、SOX(硫黄酸化物)、NOX(窒素酸化物)などの大気汚染物質が発生します。
こうした物質が、地球温暖化や、それに伴う地球環境の破壊につながっていると言われています。
一方、太陽光発電は、そうした地球環境の破壊につながる汚染物質を発生させることはなく、クリーンなエネルギーであるため、時代の要請にかなうものです。
メリット2:枯渇しない
世界的なエネルギー需要の増加に伴い、石油はあと40年でなくなってしまうと言われています。
ただ、実際には、未知の油田の発掘や、今後の技術革新による採掘技術の発達により、今後90年は石油の採掘を続けることができるとも言われています。その他、石炭は残り270年、天然ガスは90年と言われています。
太陽光エネルギー、風力発電、地熱発電、水力発電、バイオマスなど、既存のエネルギーに変わる再生可能エネルギーに注目が集まっています。
これらは、エネルギー源が無尽蔵で、枯渇することはありません。これらのエネルギーへの転換に人類の将来がかかっているということができます。
メリット3:設置場所を選ばない
太陽光発電のシステムは、基本的にどんな場所にも設置ができます。
一般住宅の屋根のような小さい場所から、工場などの大規模施設まで、設置する場所の広さに合わせて自由に規模を決めることができます。これは、導入するシステムの規模に関係なく発電効率が一定だからです。
発電装置の運転によって騒音や排出物が発生することもありませんので、日射量が確保できさえすれば、設置場所を選びません。建物の屋根や屋上などへの設置のほか、最近ではビルの壁面や庇の部分に設置するケースも増えています。
2012年3月26日